「債権証券化」の仕組みはこうだ。

一つの證券に様々なリスクを混在させた債権を細分化して、その中のごくわずかな債権が破綻しても、証券の全体の価値を毀損しないように、うまいこと塩梅してありまっせ!

絶対損しない債権の集合体、それが夢の金融工学、債権証券化ビジネス!これでノーベル経済学賞をとった奴がいるんじゃなかったっけ?

絶対負けない博打だから投資しまくれ!!!と全世界に売りまくった。

ところが、俺たちが、一粒でも事故米の入った食品は絶対口にしたくないのと同様に、サブプライム・ローンという「毒米=事故米」が含まれた「証券」は誰も買わない紙くずとなった。

馬鹿な太田という大臣が、食べても絶対ダイジョーブ!と言い放った事故米がどこにどれだけ混入しているのが誰にもわからないように、サブプライム・ローンが含まれた「証券」投資は世界中にばらまかれている。

ごくわずかな毒でも毒が含まれたものは誰も買って食べない、という人間の感情の基本を、馬鹿な経済学者たちは理解できていなかったのだ。

な~にが、金融工学だ。イカサマ師どもめ!