アホなblogタイトルで我ながら情けないが、とにかくキーラ・ナイトレイがひたすらきれい!

原作の小説もモームが「大した事件が起こるわけでもないのに、ページをめくる手が止まらなくなる」と評価したそうだが、この映画も同じように、見始めたら止められなくなった。

美しいイギリス湖沼地帯を背景に、俺の知るよしもない英国貴族社会の様子を描き、好奇心をそそられる。

この作品の面白いところは(原作の面白さだと思うが・・)登場人物がみんな、物語の初めと終わりで評価が180度変わってくる、ということだ。いい奴だと思ったら・・うさんくさいと思ったら・・・嫌な人物だと思ったら・・・・愚か者だと思ったら・・・・・それぞれが心地よく裏切られていく。

主人公のキーラ・ナイトレイ(ナイトリーというのが正しいそうです)ですら、自分が間違っていたと悔い改めて新しい人生を始める、というのが締めくくりだ。

尻軽女の妹や、俗物牧師コリンズさんですら、この映画の中では愛しく見えてくる。いけ好かない、馬鹿な金持ち、ピングリーの最後の行動で涙しない人がいるだろうか・・・・。ここでピングリーを心から応援している自分自身に驚きを感じたほどだ。

すべてにわたって、実は・・・というダーシーが一番かっこいい役どころだ。

キーラ・ナイトリーの魅力が(・・・・ああ紋切り型の表現で恥ずかしい)いかんなく発揮されている。「きれい」だけでは言い尽くせない「魅力」にすっかり俺は魅せられた。

愛すべき作品だ。


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